木製品のこれから、子どもたちに伝えたいこと

ヨーロッパから入荷する木のおもちゃに少しずつの変化が見られるようになってきました。それは手にするこちらにとっては当たり前だったことがそうではなくなってきたことも含まれているかなと感じています。

木の色や木目

ここ数年、製造国において、これまでと比較して、木製品の木目に対して消費者はかなり寛容になってきており、また環境問題への意識の高まりもあり、多少色味の濃い、また木目の強い木材も製品に使用するよう切り替え始めたとのこと。木製品にもプラスチック製品のような均一性を求めてきたが、資源を十分に活用することで、子どもたちが木そのものに価値を見出し大切にするように、木目こそがその木の持つ生命力を物語っていること、それぞれのおもちゃに唯一の個性を与える役割をしていることを、おもちゃを通して伝えていきたい、とのメッセージが届いています。白木に、これまでより木の色味、木目に個体差が出てくるとのことです。

パッケージ

外箱のスレや少々の潰れについても、限りある資源を大切にするという視点から、本体に影響のないものについては無駄にしないとのこと。不要なプラスチックシュリンクも控えていくようにしているようです。


 一つの国やメーカーに偏っているのではなく、全体的にその傾向にあるように思います。
質が低下したのではなく、意識が変わってきたと見るべきなのかなと受け止めています。

パーツのサイズやマグネットの扱い、注意書き、対象年齢などはより厳しく見直しが繰り返され、安全に楽しく使ってほしいという意識や技術はより高くなっています。子どもに手渡すものとして、メーカーが思いを持っていることは心強いことですね。メーカーの思いを一緒にお渡しすることもおもちゃ屋の仕事なのだなと思いました。


 

おもちゃの作りてから代理店へ、代理店から私達販売店へ、そしてお客さまへ。
メーカーとの信頼関係が厚く確かなものを選んで紹介してくれる正規輸入代理店の働きは大きく、最終的にお客さまにお渡しする販売店としては、その関係を大切に、できるだけの責任を持ちたいと思います。