ねじる動作
人の手はたくさんの機能を持っており、育つ過程において遊びながらその機能を順に高めていきます。手が自由に使えることでできることが増え、それが脳の発達にも繋がります。
ねじるという動作は手首をひねるものですが、この動きが生活の中で少なくなってきています。やや難しく面倒な動きなので、もっとラクにしていこうという工夫が進みました。(ドアノブや水栓など)しかし、不要な昨日ではなく、むしろ退化しないように意識的に取り入れていきたい動きです。ネジ遊びのおもちゃは、ひねる動きを促す機会となります。子どもにとっても楽しいものです。
4種の形のボルト
ボルトは4種の幾何学形です。キューブ、円柱、球、三角柱。持ちやすさや、握る手の感覚が違います。形によって力をどこにかけるか、てのひらか、指先の力も使うのか、意識しなくても変化を感じています。
4種の形のナット
ナットもそれぞれ形が違います。ユニークな4種類は、木とプランウッド(化学処理を一切しないゴムの木を細かく粉砕して高密度に圧縮して成型)それぞれ利用しています。手のひら全部を使って回す形、5本の指、また数本の指を使って回すなど、手の使い方がそれぞれ異なります。
組み合わせと工夫
ナットとボルトはどの組み合わせでも合うようになっています。組み合わせでできる形がまた新しく何かを見立るヒントになります。まっすぐに入れないとネジが回りませんが、ナットのネジを受ける部分には樹脂を使っており、スムーズなネジ受けをサポートしています。