目の前の子どもは、今は子どもなんですけど、年月が経つと大人になって、いろんなことがわかるようになります。子どものときはわかってもらえなかったこと、大人になったら理解してくれたりもします。
ご来店のお客さまのつぶやきで印象に残っているものがあります。
「あー!これ、子どもの時家にあったわ。そうか、いいもん選んでくれてたんだなあ。」と。きっと親御さんのこと見直したことでしょう。
良いものを選んで手渡すことは、悪い贅沢を教えることではなくて、あなたにそれにふさわしい価値があると思っていることを伝えることだと思うのです。そしてまた、それは次の世代に手渡されます。
高額なものを選ぶということではなくて、その人にふさわしいもの。ぴったり合うものや、経験してみてほしいこと。普段からよく見ていてあげないと気づきにくいはずです。よく見ててくれて、ふさわしいもの手渡してもらえたら、心に残る経験になるのではと思います。
子どもたちが一通り大人になって、ぽつぽつとそういうことをつぶやくようになったので知ったことです。食べ物など、家を出て一人暮らしを始めた頃は自由を得て、スナックやジュース、コンビニなどなど楽しんでみたようですが、もういらないと手を付けなくなったとのこと。家にいた時ちゃんとご飯作ってくれてたんだな、と。ようやく気づいたか!
いつか気づいてくれますよ。今悩んでいるサンタさんたちの気持ち。