デンマークから家族や友人に絵葉書を出したいと思っていました。旅のなるべく早いうちに。帰国までに届くのは難しいかもしれないけど。
そんな気持ちで、すぐに見つかるだろうと思った絵葉書、切手、ポスト、ない！3年前にドイツに行ったときはどこでもかわいい絵葉書が置いてあって、ホテルで切手が買えて投函も受け持ってくれて、そのイメージでいたのです。
コロナの3年のせいですか？デンマークの滞在した街では、郵便というものがすっかり廃れたとのこと。オンラインでのやり取りが普及したので、ニーズの少ないものは手に入れにくく、高くなったとのことでした。
やっと見つけたハガキ、切手、そして機能しているのだか疑わしいポスト。いつか届くことを信じて、書いて投函しました。聞いたところによると、ポストがいっぱいになるまで集荷しないからいつ届くかわからないよ、とのこと。日本までの切手も高かった。35DKKつまり700円。
帰国して数日経ってから、投函してから10日ほどで、自宅に出したものは届いていました。本当にちゃんと届いたのでなんだか、自分で出したものなのに、受け取って嬉しかった。
旅の半ばで、デンマークの大きな都市コペンハーゲンに行きました。ここではかわいい絵葉書がたくさん置いてありましたし、きっと切手ももっと買いやすくて投函しやすく、日本への到着も、もっと早かったかもしれません。絵葉書は観光地の風情として価値があるものであり、都市から離れた地方の街で慌てる必要がなかったことを学びました。
でも、それはそれで、多分とても貴重です。ヘルシンガーで買った絵葉書。投函したエアメール。
