ウールレンガ積木とは
世界最初の幼稚園を作ったフレーベル。その教育法には積木が取り入れられました。
積木は、フレーベルの教育理論「こどもは種である」から始まる『恩物』から発展しています。第一恩物である球は、すべての可能性が秘められた種に例えられました。成長に伴い、第二恩物、第三恩物で遊ぶようになっていきます。第三恩物から積木になります。発達に伴う経験の広がりが積木遊びに結びついていきます。現代でも、積木遊びは子どもにとってとても大切なものという認識です。
積木は、心の動きを表現することができますし、数学的な法則のような、具体的な理解にも対応します。積木で遊ぶことは、成長に求められる感覚や動きの発達を助け、促します。また自然界の法則に気づくきっかけにもなります。
ウールという名称はこのレンガ積木を開発したクリスチーネ・ウール夫人の名が由来です。フレーベル哲学をさらに発展させ、子どもたちが同じ形のものを好きなだけ使って遊ぶことを重要視しました。
ウール・レンガ積木の特徴
ウール・レンガ積木のサイズは、検証を繰り返し、10/3(約3.3)cmがベースとなりました。保育現場では、このサイズは3歳以降の積木遊びにおいて信頼を集めています。
積木には面取り(角を少し丸く削ること)があります。
面取りありは、手に持ったときに痛くないことと、角が欠けにくいという特徴があります。積んだものがきちっと1枚板のように美しく見えるのは、面取りがない積木です。
レンガ型で遊ぶこと
積木にいろんな形があると、最初に形から何かをイメージをして完成を意識するかもしれません。例えば、三角から屋根を連想し、屋根があるお家を作ろうとするなどです。
同じレンガ型ばかりがたくさんあると、なんとなく積んでいるうちに新しいイメージがわいてくることがあります。新しい創造を引き出す力を持っています。
ウール・レンガ積木 補充用白木の特徴と遊び
ウール・レンガ積木 補充用白木には基本のレンガ型(3.3cm × 6.6cm × 1.65cm)は入っていません。
基本のレンガ型半分のサイズ、2倍、3倍、4倍、5倍、6倍の長さの積木が入っています。長い積木だからこそできる表現があり、基本の大きさに合わせてつくられているので積んでいくうちにピッタリ合う気持ちよさもあります。
一番長い6倍の積木は長さ約40cm。子どもにとってはわくわくするような長い長い積木です。倒れないように立てるのも慎重に、慎重に。上にもう1本積むと、顔のあたりまで届くでしょう。
倍数で長さが変わっていく様子は美しいです。この美しさがどこからくるのか、遊んでいるときにはわからなくても、何かを感じた記憶が、具体的に理論を操作するようになった時に映像として思い出されるのかもしれません。
LuxyブロックやLumiブロックは、基尺が同じなのでサイズを合わせて遊ぶことができます。異なる素材で色が豊富なアクリルの積木は、色とりどりに、たくさん使うとその良さが引き立ちます。安定してたくさん並べるには、長い積木が便利です。崩れずに真っ直ぐなラインが表現でき、気持ちよく、安心して遊びます。
他にも、長い積木は、橋になったり道路になったりと、身の回りにある長いものに見立てられ、創造を広げます。道路だった積木が、重ねて行くと立体駐車場に。長い積木だからこそできることです。
ベックのミニカーは積木の幅の中に収まります。
補充用木箱は、長い積木が大きな木箱に入っていますが、上にベーシックの木箱が2つぴったり重なります。少ないスペースで、安定して収納できます。
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