自分を知り、人を知る
子どもの生活と遊びのシリーズ、3冊目は『人形の服』です。
お人形遊びで、お着替えをしてあげたいと考えるのは自然なことでしょう。お着替えといえば、大人はファッションとしての着せ替えを思い描くかもしれません。子どもがお人形に向き合って着替えさせてあげることには、もっと生活に密着した「お世話」の気持ちがわき起こってくるようです。それは、子どもたちも今お世話をされながら生きている人たちだから。
お人形があること、着替えの服を用意してあげること、お世話遊びをすること、そういったことが、子どもの育ちとどう関わり、何が育まれるのか、豊富なデザイン案の中に、深く深く、子どもの育ちへの思いが彫り込まれています。読み応えのあるコラム満載。性別関係なく、お人形遊びの好き嫌い関係なく、子どもに関わる方に幅広く手にとっていただきたいなと思います。
型紙は、ソフトベビーに合わせてありますが、お人形の大きさによって拡大、縮小してお使いください。