おしゃべるを楽しむコミュニケーションゲーム【ガムトーク】のこども編です。こどもに話しやすいお題がセットになっています。対話の第一歩として、お話することへの促進に取り入れることができます。
どんな話も『良い話や』
ガムトークは、ガムのケースのように小さい細長いケースに、ガムのように細長いカードが入っています。1枚抜くと、お題が書いてあります。裏には数字が書いてあります。
1枚抜いて見えた数字に相当するお題で語り始めます。
「はがぬけたはなし」
私の子どもがはじめて歯が抜ける時、その歯は大切に取っておこうなどとも考えていました。しかし、最初の1本が給食でイカを噛んだら抜けて、給食のトレイに乗せて一緒に出してしまったと聞いて、もうどうでも良くなってしまい、子どもの抜けた歯は1本も残っていません。これではがぬけたはなしはおしまいです。
こんな感じです。
終わったら、聞いていた人は必ず『良い話や』と肯定するのがルールです。
こんな話、どうなんだろう、とドキドキして話した内容を『良い話』と言ってもらえる嬉しさ、ぜひ経験してみていただきたいです。
お話すること
ヨーロッパを訪れた時、高齢の方たちがカフェでずっと楽しそうにおしゃべりしているのが印象に残りました。また、仕事のお話をしていても、会話が上手とよく感じました。小さい頃からの対話の積み重ねを大切にしている文化のようです。お話することに慣れているのだと思いました。
日本では、会話が必要となると構えてしまう人もいらっしゃると思います。何を話したら良いんだろう、どのように思われるだろうということが心配になるのでしょうか。
ガムトークでは、何を話したらよいかは決めてくれて、どのように思われるかと言うと、必ず「良い」なので、安心してお話ができます。会話が苦手だと思っていても、話を聞いてもらえると嬉しいものです。また、聞く方も話す人の意外な一面を知り、距離が縮まるかもしれません。
いつでも使える
小さいのでカバンやポケットにしのばせて、待ち時間や移動時間などの暇つぶしに、おしゃべりのきっかけに、ご活用ください。