オルタナティブスクールのこと。
一般的な学校が正解で、行きたくない子は『不登校』、そして、いわゆる一般的でない学校は、『不登校の受け皿』のような印象かもしれません。
どう思われようとも構わないから、とにかく、今、行きたくないという否定的な感情を子どもたちには持たせたくなくて、行きたいと思える学校があることは大事だと思います。
その存在が、逃げ場のような印象ではなく、もっと攻めたもの、積極的な選択肢のひとつになるための挑戦をご覧いただきたいです。
子どもたちの自ら学びたいという意欲が引き出されるまで待てるか、生き方への多様な価値観を信じられるか、将来への不安より今の姿を認められるか、問い直すきっかけを、フィールドや、何より子どもたちの姿から得ていただけたら良いなと願っています。
学童保育の先生から、長期休み中の過ごし方についてご相談をいただきます。
提案させていただくと、
「これは、投げます。投げられるものは何でも投げる子がいるので取り入れられません。」
「これはキラキラしてきれいですね。きれいなものはいつの間にか持って帰り、なくなるのです。」
「この遊びは職員がつかなくてはいけませんね、人が足りないので難しいです。」
「これは子どもたちが喜びそうですね!でも壊れるパーツがあるとすぐに壊れます。興奮して力いっぱい雑に扱います。」
「ああ、これ、いいですね、でもそこまでの予算はありません。」
何も決まらないのです。
「なんとか、少しでもじっと集中していられるものがないかと…」
正解とは何でしょう、子どもは『正解』の中で何を育んでいるのでしょう、ということを見つめる時かなと思いました。
個々に合う正解が、もしかしたらいろいろあるかもしれません。実際にオルタナティブスクールをご覧いただく中で、感じ取っていただけることを願っています。