【krtekスタディツアー2024レポートNo.2】ハラッパAFTERSCHOOLさんの環境から

前日に秋田入し、スタディツアー当日の朝は朝一番からハラッパAFTERSCHOOLさんに入らせていただきました。夏休みの学童さんたちがやってくる前、まだ静かなハラッパさんです。ツアーご参加のみなさんは、順次ハラッパさんに到着することになっています。

今回は9名の方が参加を申し込んでくださいました。また、森のがっこう夏期体験に参加する子どもたちが、5名一緒に行くことになりました。新潟だけでなく、全国から集まってくださいます。飛行機、列車、車、と秋田を目指すみなさんの無事の到着を心待ちにします。

子どもたちを迎える準備が整ったハラッパさん。忙しくなる前に、環境をゆっくり見学させていただきました。ハラッパさんでは、学童保育の物的環境としてはなかなか見ることのできない、おもちゃや手仕事道具などがあります。

ネフ社の積木たち。デザイン力、手先の器用さ、数学的発見の観点からも、小学生にしっかり遊んで欲しい積木たちです。

いつでも手に取れる位置に刃物やトンカチがあることの意味。なぜ怪我や事故の心配をしなくてはいけないのか、「育ち」の観点から考えます。

手芸、工芸。自分の手でものが創り出される経験。これも小学生に十分に経験してほしいことです。

続いてそれらが整えられている空間環境に圧倒されます。

自分で活動を選択できること。いつ、どこで、だれと、これも重要な選択です。

ものがあっても、それで遊びたいと思える環境的なしかけがないと、埋もれてしまいます。おもちゃがあるだけで安心してしまっていないでしょうか。

小学生におままごと?
大好きでよく遊びますし、小学生のおままごとは、高度なごっこ遊びからクリエイティブな劇表現につなげていく力がああります。

「おしゃれ」空間で過ごすこと。感覚は環境で磨かれる。あちこちに小さな丁寧なハイセンスが散りばめられています。

“素敵”が散りばめられた空間・・・内装、配置、あしらい方、おやつ、大人・・・・丁寧な生活は美しくて文化的。それがある日常が本当に素晴らしいし、そこにいるお子さんがどんな育ちを見せていってくれるんだろう・・・!(参加者レポート)

ここまでのこと。物的、空間的環境は、画像でも見ることができます。これだけなら、現地で改めて見ても「写真と同じ」でしょう。ツアーで大切にしたかったのは、現地でしか見ることのできない、感じることのできない人と人の関わりでした。

沢山の魅力的なおもちゃや道具がありながらもきちんと整理整頓されていて、手に取りやすく片付けやすい環境、季節を感じたり、興味がますます湧くようなコーナー作りなど、きもちのよい、生きているのが楽しいと感じられるような生き方を子どもたちのそばで行動で示されている姿がとてもとても素敵で、私もそうなりたい、と感じました。(参加者レポート)

パラッパさんの整理整頓された美しい空間、過ごしやすいコーナーづくり、センスのいいおもちゃと色使いの小物、落ち着いたトーンでお話する大人とボードゲームで遊ぶ子ども達、優しいおしゃべりの雰囲気とおやつの匂い…兎に角、何もかもがキラキラしていました。「こうだったらいいのになぁ…」が体現されていて、ずっと圧倒されてました。(参加者レポート)

さて、学童さんたちが次々やってきます。お昼にかけて、ツアーご参加のみなさんが集まり始めました。いよいよスタートです。