『こどもを野に放て』を読む

夏休み中です。山に行ったり、本を読んだり、料理したり、食べに行ったり、ボードゲームをして過ごしています。

スタディツアーで訪れたフレンド恵学園で、理事長のやっちさんが紹介されていた書籍『こどもを野に放て!』を読み始めました。関心を持っている内容です。

自分の子育てでは、おもちゃと、本と、山とかキャンプとかと、あと音楽やアート、そして生活を大切にしてきました。

おもちゃは、子どもを持つ前、保育士のときに出会い、その魅力に引き込まれ、子育てには良いおもちゃを取り入れたいと考えていました。

本は、自分が好きで、たくさん読んできて良かったと思っていたので、読書の楽しみ、本の魅力を伝えたいと思っていました。自宅にはテレビは置かなかった。テレビが良い悪いというより、その分の時間にもっとやりたいことがあった。市の図書館はひとり10冊本を借りられるので、家族分のカードを作って30冊、40冊と借りて読みました。私は日本語が好きで、思考の道具として頭の中にはいつも言葉が溢れています。その言葉たちは本から得たもの。本を通してたくさんの言葉に触れることは、思考の道具を増やすことだと考えていました。考える習慣は大切なことだと思っています。だから、小さい頃はたくさんの日本語を取り入れることを意識していました。

アメリカで過ごしていたとき、発音や文法など苦労しましたが、コンテンツはあったので乗り切れたと思います。なので、小さい頃からの英語教育より、日本語でコンテンツを増やすことを大切にしようと思っていました。

そして、山やキャンプ。自然体験が偉大な教師であることには異論はないです。また、子どもが走ってもはしゃいでも大丈夫。野に放つのは、親をラクにすることでもありました。文字通り、外では野放しにしていました。勝手に遊んでいました。外で食べるご飯はおいしいのも目的でした。

音楽やアートを楽しめると、創り出すこと、工夫することに慣れます。おもしろがることができるようになります。クリエイティブであるということ。これは、日々を楽しむということだけでなく、機転が利くという点で、ピンチを乗り切る助けになると思います。

音楽やアートは「表現」。伝える方法は言葉だけではない、表現が与える情報、表現から受け取る情報があります。それらを発する、また受け取る感性は豊かさの礎となるだろうと考えていました。

生活は、毎日の暮らし。早い時期に排泄が自立することや、子どもにふさわしい日課をなるべく守るとか、料理を教えるとか、楽しい食卓にするとか、そういったことは大切なんだろうなあと意識していました。

おもちゃ屋という仕事を中心に、自分が大切だと思ってきたことをもっとトータルで、何かできないかなーなどと考えている夏でもあります。