谷川岳、100名山は良いお山

群馬県の谷川岳に登ってきました。登山口は新潟との県境に近く、高速道路で向かうと2時間少々。近いお山です。また、ロープウェーである程度のところまで上がることができるので、頂上までのコースタイムは往復でも5時間程度。十分に日帰りができます。当日朝6:00に家を出ました。

前回木曽駒ヶ岳に続き、前日夜に豪雨が、またしても、この谷川岳でもありました。登る当日は晴れてくれましたが、平地の水分がみんなお山に上がってきてしまい、この日も眺望なしのガスガス登山。今年は良いお山に続けて登る機会がありますが、今ひとつ景色には恵まれない。それでも山に行けることは嬉しいです。

ガスが一瞬でも途切れると景色が現れます。周りの人といっしょにどよめき、撮影します。

谷川岳は、2000mに満たず高地の酸素の薄さはなく、体がラクです。しかもロープウェーを使えて、距離や累積標高差はそこまでキツくないです。しかし、人気の山ですから登山道は整備されていますが、ありがちなずっと階段ではなく、大きな岩がゴツゴツとたくさん現れて、鎖やロープの箇所が続きます。手を使ってよじ登るところ、お尻をつかないと降りられないような崖も現れ、これが楽しくて、このお山が好きになりました。階段の登山道はあまり得意ではないです。

谷川岳は、双耳峰といって頂上が2つあります。まずひとつ着いて、また10分歩いてもうひとつの頂上に着いて、これで谷川岳頂上制覇。2つ頂上があると言われれば、みなさん律儀にもうひとつ行きます。今回は、ひとつ目の頂上でお昼ご飯を、2つ目の頂上ではコーヒータイムにしました。

マイペースを自分に言い聞かせながら、つい標準コースタイムを気にしてしまいます。コースタイムで登れると嬉しい。でもそろそろ本当のマイペースを掴まないと、最近は毎回山で怪我をします。木曽駒ヶ岳では転んで流血。谷川岳では、足が滑ったときに突き出ていた枝に突っ込んで打撲しました。次の山は怪我なしを目指します。

谷川岳の麓には温泉がたくさん湧いており、下山はひたすら温泉を楽しみにしていました。川の音を聞きながら露天風呂に浸かり登ってきた山を見上げて登山の仕上げ。

谷川岳は100名山のひとつです。別に100名山でなくても良いお山はたくさんあるのでこだわってきませんでしたが、良い山だったなと思い返す山は100名山に選ばれているので、次のお山を決めるときにはこれから意識していこうと思います。さて、いくつ登れるでしょうか。谷川岳で10座めでした。