ドイツからの品物が入荷してくる度に、パッケージからプラスチックが消えていることに気づきます。あ、これも紙箱になった、シュリンクがなくなった。いろんなメーカーが一気に進めている感じがどどっと伝わってきます。動きが早いなー
日本では、物ごとが決まり、実行に移されるまでに時間がかかることは当たり前だと思って、半分あきらめているようなところがありますが、やはり動きが遅いのでしょうね。なぜさっさと決めてやらないのかな、と思うことしばしば。
そんなわけで、紙箱やシュリンクなしは良いのですが、中身が見えにくくなったり、箱にスレや凹みはできやすくなっていると思います。ヨーロッパの人々は、早々にそれも受け入れているのでしょう。中身に問題がなければ重大な問題ではないとしていると理解しています。そして中身も、木製品は節や木目が入ってくるようになりました。汚れ?とご指摘いただくこともあります。見た目の問題ですが、美観も遊びの要素と捉える私たちにはギリギリのところかもしれません。
ヨーロッパから、ものは入ってきますが、意識が入ってくるにはタイムラグがあって、その隙間は、クルテクではあえてプラスチックを被せてできるだけ品物を保護することで埋めています。良くないな、と思いながらも。遊びに支障がない部分のある程度のダメージが広く受け入れられるようになってきたら、だんだんとその作業は減っていくかもしれません。きれいなものが好きだから、環境に負担をかけずにきれいなままでいられたらベストですね。そんな素材の開発も大切かもしれない。
シュリンクがない紙箱は、できるだけ触れる機会を少なくすることで、傷を防ぐことができます。触れなくてもお伝えできる工夫は、店としてこれからも努力していかなくてはいけないことですね。商品カードやご説明など、しっかり準備をしようと思います。