燕市にある公立の児童館「こどもの森」さんの改修工事が終わり、リニューアルオープンすることになりました。この改修工事は、燕市の子育て支援事業の一部に当たるものであり、他事業との関わりの中のひとつになります。なので、ここだけを抜き出すことは説明が足りなくなりますし、そもそも、公式発表の内容が正しい情報として伝えられるものとなります。関わらせていただいた立場から、個人の視点となりますが、素晴らしいものができたことに感動しています。
改修に際して、『子どもは、主体的に、創造的に遊びこむことで成長する』観点から施設を整えてくださったと理解しています。そのための道具として、良質のおもちゃを選んでいただきました。
主体的で創造的であることは、大人にも難しいことではないでしょうか。実際、同じおもちゃを大人の前に並べて、さあ遊んでごらん、と開放しても、けっこう戸惑うと思います。良いおもちゃは、簡単に遊ばせてくれるという意味ではなくて、けっこうタフな攻めが必要なんです。だから、笑い転げて遊ぶというより、真剣な表情になります。そのときのお顔が最高なのですけど。良いおもちゃを並べ、その上で遊びをどう見守るかという大きな意気込みに触れ、私も気持ちが高揚しました。大人の思いがあれば、子どもは安心して遊びこみ、そこからそれぞれの成長へとつながると確信しています。
とても美しくて、見ているだけでワクワクするおもちゃたちは、これから子どもたちの遊びを受け止め、応えてくれることと思います。
こどもの森さんの本のコーナーの選書やレイアウトが大好きです。次々と引き込まれていき、自分はここまで深めたかったという場所へたどり着けたような気持ちになります。また創造活動のアイデアも、おもしろくてセンスが良くて、ただ素材をくっつけるだけのものから一線を画していると思います。
おもちゃに大きな存在感を持たせていただきましたが、それを支える土台である建物や、スタッフさんあってこそ。きっとおもちゃが実力を発揮して、良い場面が広がるのでしょう。想像するだけで嬉しくて、期待でいっぱいです。これからも、様子をお聞きしながら、よりよい遊び環境づくりに関わらせていただけたらいいなと思っています。