スリッパをお使いください

リフォームして店はきれいになりましたが、築50年を超える医学町ビルの断熱性の悪さは手強いものがあります。特に店内でのお足元の冷えが気になっておりました。2シーズンほど、カーペットを敷いてみたこともあります。冷えはかなり軽減されてよかったです。次の年に倉庫移転してレジの位置も変わり、エアコンの風のあたり方も変わるので様子を見てみることにしました。この年は暖冬だったのでしょうか、あまり冷えは気にならず、スタッフ間でも、よかったねー助かるね、と話していました。

しかし、今年の冬はなんだか寒い。暖房環境は昨年と変わらないのですが、冷えが身にしみて、仕事中もじっとしていられないくらい。店舗側もひんやりして、お客さまも床が冷たいのではないかとハラハラしていました。またカーペットを敷くか?いや、新しい試みとして、リフォーム後、玄関が広くなったことを活かしてスリッパを置いてみました。毛足長めの、あたたかそうなスリッパです。

お客さまがたくさん入られると、みなさまの分はないのですが、入り口にありますときはどうぞお使いください。子どもさんはスリッパを履いてると転倒が心配だから、用意はないですが、わざわざ靴下を脱ぐ方もあり!若いので多分大丈夫?さっそくご利用いただき、ちょっとホッとしています。

もうひとつの試みは、灯油ストーブです。店は木や紙が多く火災が心配なこと。灯油ストーブから発する水分が木製品に良くないのではないかと考えていたこと。本体が熱くなるので子どもさんに注意が必要なこと。臭いもする。灯油は消耗品で、買いに行ったり給油が必要なこと。などなど、使用に踏み切るのにハードルがいくつもあって、本体を購入してから数年未使用でいたものを、試しに使ってみることにしました。倉庫での使用です。

灯油直火のストーブにはエアコンが敵わない暖かさがありますね。足元が暖まり、その暖気は店内の方にも伝わるようです。スキマだらけですから。ストーブ上部に手をかざすと指先が暖まるのが嬉しい。危険なのは側から離れられなくなる自分たち。つい寛いでしまいハッとします。一般的な注意を怠らないようにすることで、安全に使えるようになっていることにも安心しました。あとは給油の面倒さですが、昭和時代を思い出すことにしましょう。暖かさのほうが優先事項になることでしょう。灯油ストーブは、災害対策にもなるかと期待してます。

寒さへのジタバタ抵抗は、続きます。