店内のテーブルに少しおもちゃが置いてあります。どうやって使うかすぐにわからないものや、ちょっと考えるパズルなどです。よくわからなくても子どもはスッと近寄り触ってみようとします。いろんな反応がありますね。黙々と遊び始める人、これどうやるの?と聞く人、そして、わからないなりに何かやってみようとする人。
大人の方もいろいろです。どうやるの?と聞かれたら全部教えてくれる方、間違っていたらそれは違うよと言ってくださる方、見ていらっしゃる方見ていらっしゃらない方。
大人にとって一番楽しいのは、黙って見ていることだと思っています。ジョージラックのパズルは3重になっていて、うまくはまらないとか、ピースが余るとか、しょっちゅう起きます。「それ違うよ」は胸にしまい、気づくまでの過程を楽しみましょう。その日は難しくて投げ出しても全然問題ないと思います。すぐ答えを教えてもらうことに慣れると、考える機会を逃してもったいない。
ほらこれやってごらん、もぐっとこらえておきましょう。大人は過程も答えも全部知っているから、こうやったほうが楽しそうだし効率良いし正しいということもわかっている。でも自分に当てはめたら、いろいろ言われて嬉しくもなく、やりたいようにやらせてよ、と思ってしまうのではないでしょうか。子どもさんご本人とおもちゃにとって危険なときだけ、それを教えてあげてください。
一番楽しいのは、黙って見ていることです!聞かれたら、すぐに正解を教えるよりは、考えるためのヒントを投げてあげることですよ。