自然物人工物

今は離れている人とも気軽に話せます。気持ちを同じくする仲間が全国にいてくれて、ときどきひとつのテーマで意見交換します。最近の話題は、自然物と人工物でした。発端は、何度も議論された、棒切や石ころVSおもちゃ、です。

と言っても、子どもは棒や石で無限に遊べるからおもちゃは不要。自然の中こそ最高の遊びと学び、といった少し前のトピックではありません。この時代にはこのような考え方はあまり聞かなくなったように思います。もっと深いというか、哲学的というか。自然は人に何を与えてくれるのか、それを人はどう活かすのか、活かすときに知恵と技術をどう取り入れるのか、そのような話題。

フレーベル、モンテッソーリ、シュタイナーと思想があり、このところは『レッジョ』『イエナプラン』などもよく聞くようになりました。いずれも、◯◯やってます、という使い方。やってるってどういうこと?具体的な活動を指して、この思想で教育をしていると呼び始め、一定の印象、例えばモンテッソーリは早期教育、みたいなものを与えてしまう。

そのことについて意見を述べ合ううちに、自然物と人工物の話になっていったかなと思います。

自然体験は優れたおもちゃ遊びを高めてくれるというのが私たちの実感です。また優れたツールは自然体験を豊かにします。自然物と人工物は調和するもの。人は、自然と、ものと、人と、体験と、調和したいと思っている。良いおもちゃは自然の一部。人も自然の一部。そこにあることが自然。よくわかんなくなりそうだけど、こんな話ができる仲間がいることがありがたいです。