おもちゃコーディネーター養成講座から一夜明けて、先生たちはお家へ戻られます。飛行機や新幹線までのわずかな時間ですが、いくつかの園を一緒に見せていただきました。
どの現場でも、保育者の方たちが、頭と体と心を精一杯動かして目の前の子どもたちに向き合い、子どもたちは安心して、遊んだり泣いたりしてました。登園の時間帯では、お家の方の、お子さんへの思いも見えたような気がしました。お忙しい中受け入れていただき、ありがとうございました。
さて、私はおもちゃ屋です。販売者です。講師であるための勉強をきちんとしてきたことはありませんし、その立場をわきまえることが大切だとずっと思っています。園の先生方が選んでくださったおもちゃをお納めします。そこから先は控えるべきと考えています。
一方で、知識があまり流通していないおもちゃを扱っているのだということを定期的に思い返します。おもちゃについての知識は、経験と合わせて重ねてきました。自分が扱っているおもちゃについては、専門です。わきまえながらも、おもちゃについてはもっときちんとおすすめしなくてはいけないのではないかと、改めて感じています。どのようなおもちゃからおすすめしていけばいいのか、もっと現場に合わせて、丁寧にやっていきたい思いが湧きました。現場のお困りごとに最も適した講師のご紹介も含めてです。
園のさまざまな活動の中の一部に、おもちゃを取り入れたいと思ってくださった園さんに、おもちゃを使いこなしていただきたい。その中で、子どもたちが豊かに育って欲しい。
遠慮と役割を整理したいと思います。