おもちゃや店のことではなく山のこと。
トレッキング湯沢Ⅰに挑戦しました。
↑入り口。
すぐに熊に注意の看板…熊よけの鈴持ってきてない…周りに人がいない…
時々声を出してみたり手拍子を打って音を出したりしてみました。
そう、最初はそんな余裕もありました。
スタートから4kmは平坦で気持ちのよい道のりです。
暑くも寒くもなく。快適です。
林の中はとても気持ち良い。
やがて沢沿いに出ます。水音を聞きながらの歩きは爽やかです。そしてこの沢の水がとても澄んでいてきれい。
立ち止まって眺めます。途中には沢渡りや沢登りの箇所もありました。防水性のあるトレッキングシューズが必要ですね。
本当に気持ちよかった。この辺りまでは…
ここから先は榮太郎峠まで上り坂。かなり急とのことでしたがいろんな山に登っているのでまあ大丈夫かと。
しかし急登のレベルが予想を超えていました。かなりの勾配。しかもずっと続く。なだらかなところや岩場があるわけではなく、延々上り坂。ずっとずっと、1.7kmひたすら急な上り坂。小刻みに数歩進んで立ち止まります。これじゃいつまでたってもたどり着かない。だからといってこんなところ戻るのも嫌。とにかく登らないと終わらないから歩くしかありませんでした。ここでクマが出てきても後ずさりとかできない。既にヘトヘトだからクマに遭ったら多分リアルな死んだふりができる、なんて考え始めてました。
そんな道のりにもおもしろいものが現れ楽しませてくれました。
きのこ。
きのこ?
どんぐりじゅうたん。
シダとコケ。幻想的。
圧巻なのは麗人の森と名の付いた場所でした。
現実じゃない場所に迷い込んだ気分になりました。
ゆっくり登ったので時間オーバーかな、と思いましたが、コースタイム4時間のところ3時間10分でした。ゆとりのあるコースタイム設定だったのかな。達成感ありました。登る人にも降りる人にも全く会わない、本当のソロでした。途中道迷いを疑い戻ったこともありました。誰もいないし、遭難したときは…と考えて歩いた場所もありました。
上はロープウェイでも上がってこられる観光地です。ロックガーデンのお花がきれいでした。
3時間かけて登り、下りはロープウェーでたった7分で下りました。
地元の方には、一人で?あそこ登ってきたの??3時間で!?と、とんだ物好きのような顔をされましたが、とても楽しかったです。総歩行距離は8kmほどでしょうか。無事に行ってこられて感謝です。