相沢康夫さんと共に朝から一日中楽しかった医学町ビルでした。
まず最初は『積木ワークショップ』午前の部。
積み木を使ってどんどん技を披露していただきます。
なんかもう、積み木と同化している感じ。積み木が手に吸い付いていくようです。
講義の後はみなさんで積み木を積んでみます。
見ていると簡単そうなことも実際やってみるとけっこう難しい。
ネフスピール+リグノの円柱でアーチに挑戦。
これは可能だそうです。でも難しかったでした。
いろいろやってみましょう。
大人は「一緒に遊んであげなくては」と思うより自分が楽しく遊んでいたら見ていた子どもが巻き込まれていた、というのが、なんだか素敵です。パパすごい!って見ている。
ネフスピール+リグノでチェーンリングが流れ落ちていくパターンが楽しかった。スイッチが入った…と感じたときでした。
「先生、バランスがうまく取れず倒れてしまいます。」
「それは心が乱れているからです。」
「やっぱり?!がーん!」
の場面です。思わず一緒に笑ってしまいました。
改めて、ネフスピール、リグノは素晴らしい積み木でした。
たっぷりワークのあとは、午後『おもちゃショー』です。
相沢さんよりリストをいただき、大好きなおもちゃばかりでウキウキと揃えました。
さてどれから行こうかな。
シロ玉、シロフォン付き玉の塔、いいですよね。いつまでも聞いていたくなる良い音。つまむ、穴に入れる、その大変な作業を乗り越えると、玉は転がりメロディを奏でます。苦労の後が報われるおもちゃ。
プラステンも言うまでもない良いおもちゃ。私も大好きなおもちゃ。
『見てたら遊びたくなる』、これ本当に大事だと思います。
印象的で、思わず途中に報告してしまったできごとがありました。
このショーはお子さんもご一緒に見ていただきましたが、「このおもちゃはこういうところがほんとにすごくて、こんなに遊べるんだよ」ということを次々とご紹介していくのは、積木ショーのエンターテイメント性からするとわっと盛り上がるタイプのものではありません。ずっと座っているので、途中ムズムズすることもありましたが、1歳さん2歳さんはともかく、園児さん以上になると相沢さんが驚かれるほど子どもたちも『見て』いました。そして自分もそれで遊びたい!という思いが大人にも子どもにも湧いてきたのを感じました。終わった後にピンときたおもちゃに触れている様子からもそう思いました。
そんな中で、2歳さんはその気持を即実行。
おもちゃ達は店から運んできています。あるおもちゃが紹介されたのを見た直後、途中でしたがそのお子さんは会場から店の方に向かいました。店内で普段そのおもちゃを置いていた場所をよく覚えていて、今見たばかりのそのおもちゃで自分も遊びたいと直行したようです。でも、あるべき場所にない…?あれー?というその様子が1歳さんより大人で、3歳さんよりは小さい、ほんと2歳児さんらしくて、良かったです。
子どもが真剣に遊ぶ表情が見たくておもちゃ屋をやっている気がします。子どもが遊んでいる様子を見るのが大好きです。
相沢さんを囲んで質問タイムも賑わっていました。
おもちゃショーを通しておもちゃのますますの魅力、感じていただけましたでしょうか。
さて、夜はまた積木WSです。午前より少人数で、じっくりお話を伺いました。
実際に積んでみましょう…っと、とても難易度の高い積み方がされています。
それを見て、火がついちゃう相沢さん。ご自身も始めてしまいました。
難しい積み方なのです。なかなかうまくいかないね、なんてガラガラ崩れる音の中、
できてる…受講者さんが積み上げてました。素晴らしい!
なんて言ってるうちにもうお一方完成。
ほんと難しいのですよ?このテーブルで2つ完成しているとは。
夜の部は、午前とはまた雰囲気が違い、この積み木たちのハード面が表出したような印象を受けました。限界に挑戦していくような感じです。
相沢さんもちょっとそっちに行っちゃったような瞬間が何度もありましたね。きっとこの時講座中ということ忘れてらっしゃる?!本気で遊ぶと大人も子どもも同じ顔。
おまけ。
↓このリグノは私が積みました。なんだかみなさんが真剣に積み木を楽しんでいるのを見てたらやらずにはいられなくなった!私も巻き込まれた一人になりました。
心を込めて高い技術で作られた素晴らしいおもちゃたちが輝くヒントをたくさん教えていただいた1日でした。ますますおもちゃのファンになりました。おもちゃはすごい、楽しい。
ご参加いただき本当にありがとうございました。またよろしかったらご感想などお聞かせくださいね。