札幌にて、ロポッサツアー参加

5月最終週、店の方お休みをいただき、札幌でのおもちゃに関わる人達のツアーに参加してきました。おもしろいこと、それから、おもてなしって何?ということを感じるためのツアーと言うことだったかと思います。
それで、何を見て何を感じてきたかと言うと、『心身注ぎ込めることがあって、それを本気で楽しんでやり続けている人たちがいて、それが世の役に立つかどうかじゃなくて、ただその姿が人を動かす。』ということです。

お誘いがあって、家と店を3日間空けての参加はそうたやすいことでもないにもかかわらず参加することにしたのは、そこから得られそうな何かが今自分に必要だと感じていたからなのだろうと思います。いやまあ、北海道旅行が楽しみというのが最も大きいのですけどね。
結果として思いがけなかったことは、何か自分が変わるかと思っていたら逆にこのままでいいんじゃないかと思えたことでした。それでいいかどうか、客観的にはともかく、迷いが晴れたような気持ちにはなりました。その上で、たくさん肉付けできることがまだまだある、そんなことを見たものから感じてきました。

旅程は盛りだくさんに詰め込んできました。
円山動物園、小樽、おもちゃ屋さん、旭山動物園、三浦綾子記念文学館、藻岩山ロープウェイ、ススキノでスナックデビュー!大通公園…北海道は広い。移動だけでも時間がかかりましたが雄大な土地を体感したこともまた良かったです。
私の父親が「時にはきちんとしたお店で良いものを食べてみないとおいしい物をつくる側になれない。」という方針で、何度か学生ではとても行けないお店で食事させてもらいました。今自分はサービスの仕事をしていますが、だからこそ良いサービスを受ける体験が必要です。今回訪れた場所全てがとても楽しかったのは、そこに提供側の「楽しんで欲しい」という精神が溢れていたからです。やり方は様々でしたが、ひとつひとつがとても参考になりました。

私は極度の方向音痴で、旅に誰かが一緒だと方向を調べもせず頼り切りです。ついていくだけの旅はラクですが、一人の時は全力で動きます。大抵どこかで迷いますが、人との約束がなければ自分のスケジュールが狂うだけで済むので気持ちが楽です。また能動的に計画し、動くので行動のすべてが深く印象に残ります。そんな理由で一人旅が好きです。感動を共有したり感想を言い合ったりしたいと、何か見るたびにもどかしく思う、その気持と引き換えです。家族にも見せてあげたいと、写真をたくさん撮って家族のことをいつも考えながら一人旅を堪能していました。

一人旅ですが、久しぶりの友達や、ずっと前から存じ上げてはいたけれどお話するのは初めての方、初めて知った方、いろんな方とたくさんたくさんおしゃべりしてきました。話しながら、だんだんと、ああそのままでいいんだな、という思いに落ち着いてきたので、とても良い機会でした。学んだことというと堅苦しいので『楽しかった』の一言で良いのだろうと思います。

そんな週末でした。