自分の世界を構築する、デュシマ社での積木ワーク

デュシマ社のワークショップに参加したときに与えられたテーマは『自分の世界を構築する』でした。
デュシマ社Instagramより
当日の様子です。

店内で積み木のご相談をいただきます。
クルテクでは一番お求めの多い積み木はフレーベル積み木です。
フレーベルが世界最初の幼稚園をつくり、その教材として積み木を開発したことから、原点とも言えるのかと思いますが、それが長く支持されている理由の一つかもしれません。

2003年にドイツでフレーベルの研修を受けた後、積み木遊びとは『大人が子どもの持つ全てを引き出すために、適したものを用いて仲介的役割となり、その環境をよりよく形にする』実践だと感じました。
大人の思惑通りにつくりあげるのではなく、かといって放置でもなくて、子どもが持続して自尊心を持って取り組むプロセスに、積み木のように小さなピースを1つずつ加えていく作業が適していることが腑に落ちたときでした。

積み木をお選びになるとき、はじめは少量で様子を見ていただくことができます。多くの場合、すぐに「全然足りません」ということでまとまった数を追加していただいています。
過程を大切にし、大人は寄り添いながら、距離を置きながら、子どもさんの積み木遊びが膨らんでいく様子を思い浮かべて楽しんでいます。

「どんな様子で積み木を楽しんでいますか?」
これからも積み木遊びで大切にしていきたいと考えています。またそこへ至るヒントを一緒に考えさせていただけたらと思います。