あこがれのはたおり
布を織るという作業を経験できます。織り機・イネスは織物体験の道具としてバランスよくできています。
織り方
まずたて糸を張りましょう。織りたいものの幅と長さを決めます。上下の溝にひっかけながらジグザグとたて糸を渡していきます。
横幅は、木枠の横幅以内、15~17cmくらいまででしょうか、縦は縦糸が巻き付けられる厚みまでなので、
100~120cmくらいまで可能です。
縦糸張りのときに、真ん中のソウコウという道具にも糸を渡していきます。ソウコウによって交互の糸の高さを簡単に変えられるので、2本の糸の高さの違いによってできた空間に横糸を通すだけで、簡単に1段が織り上がります。
慣れてくるとどんどん進み楽しくなってきます。
糸はあまり引っ張りすぎず、ふんわりと通していくことで横幅が縮まる現象を防ぐことができます。縦糸は伸縮性の少ないものが向いていますが、横糸と同じ素材の毛糸などでも大丈夫ですよ。
模様編み
大きくなってきたら模様編みにもチャレンジ。数学や理科のように仕組みを理解しながらの糸の操作なので、わかるまで難しいものもありますが、大人も楽しめます。
いつから使える?
小学校低学年くらいまでは縦糸張りは大人の手伝いが必要ですが、そばに付いて横糸を通すところだけやらせてあげれば園児さんからでも扱えます。往復するときに、『ひ』をたて糸の上に置くか下に置くかがポイントになるので、確認しながら進めましょう。間違ったら横糸を外してやり直すことができますが、そのまま進めて、間違った箇所ごと味わうのも上達していく過程の1つだと思います。どんどん織っていくことを楽しんでください。