日本では『1年生になりました!』というタイトルのイギリスの絵本です。
9月に1年生になってから12月までの1学期間のお話し。どきどきわくわく、いろんなことをやらかしちゃうのはどこの国の子も同じです。
1年生ということですが、おそらく日本で言うところの年長さんあたりの年齢です。
絵本では、1年生になりましたと言いながら、1学期の間はおままごとあり、積木あり、人形劇や砂遊び、まるで幼稚園の延長のような楽しそうな教室が紹介されています。その中で、徐々に学校で勉強することや生活することのルールを覚えていきます。幼児教育時代から学校生活への過渡期的な時期があるのだと理解しています。
私自身の経験はアメリカのものですが、やはり5歳から6歳頃の過渡期の学年『K』というものが存在しました。遊びと学びを織り交ぜながら学童期へ移行していくクラスでした。大学で取得する教員免許は『K-8』(K年生から8年生までの免許)という区分でした。
イギリスもアメリカも年長さんが小学校にくっついているイメージなのかな。
ということで、幼稚園時代にきっぱりお別れし、全く違う世界「小学校」が始まることが、子どもの成長にとって自然かどうかと言うと、そうではなくもっとなだらかにと、幼稚園と小学校の連携をそのような視点からという動きは前から起きています。多分現場の先生方同士の感覚は「まだまだ」だと思いますが、必要なことと認識されていると思います。
学年の区切りを論じるだけでいっぱいいっぱいだと思いますが、どこかで、これをきっかけにカリキュラムを見直してみるのもおもしろいのでは。学校生活が「1年生になりました!」みたいなところから始まるのであれば、論点となっていることも含め、いろんな緊張が和らぎそう。
よく、海外在住の友人と文化比較を楽しんでいます。いろんな観点が、あります。