三条市に新しく歯科医院ができます。医院さんの名称は「こもれびの森歯科医院」さんです。
さて、なぜおもちゃ屋のクルテクが歯医者さんをご紹介するのでしょう。それは、院長の石村先生が、歯科医院を通して歯科診療だけでなく、子どもの育ち全体をサポートしたい、そのためには遊びとその環境が大切だと考えてくださっているからです。その思いを医院の建築プランの段階で聞かせていただき、このようなことを考えていらっしゃる方がおられたことにびっくりしました。待合室の隅っこにキッズスペースがあるといったような規模感ではなく、メインは遊びを中心とした子ども待合室とのこと。メインは遊びのスペース??え?
そうは言っても、同じ言葉でも理解の仕方は人それぞれであることには何度も直面してきました。遊びを大事にと言っても同じ光景をイメージしていることは滅多にないように。ところが、最初にお話したときにすぐに「通じ合ってる」と言った思いを感じることができたのです。このことは更なる驚きでした。
具体的にはどんなことかというと、まずおもちゃを吟味してくださっていることです。おすすめしたいおもちゃや好きなおもちゃ、絵本が100%一致していました。そのおもちゃたちは、適切な環境づくりでより生かされるということを考えてくださっています。このことは、子どもたちが安心して遊びこむことを促してくれます。安心して遊びこんだ子どもたちには、集中や信頼する心、考える力、他者への思いやりなどが育ちます。その育ちは、社会で他者と共生していく中で、自分らしく自分の約割を果たしていく大切な一歩となります。どの子も幸せな人生を歩んでいってほしいという願いが込められていました。
ひとつのものが出来上がるまでには、いろんな人の思いや都合が絡み合います。そんなときは順番に。できあがった建物に遊びを合わせていこうと思いを温めていた中で、建物が完成したお知らせをいただきました。体が感じる心地よさは心の安定に大切な要素です。木のおもちゃたちと相性の良い、良質で安全な素材や色彩がとてもありがたいと思いました。
まずは頭で考えた遊びの動線をセットしてみます。オープンして子どもたちが遊びだせば、思っていたことと違うことが起きることは十分に予想できます。その都度環境を見直していくことが、このような場を作ることの醍醐味でもあります。オープン前と、オープン後も、より良いものができるよう、できるだけの関わりをさせていただけたらと思っています。
内覧会が6月2日、3日、4日にあります。ぜひ見ていただきたいです。
あ、大事なことを忘れていました。
0歳からの歯科診療。歯科医としての石村先生の思いがとっても大事なことでした。
歯医者さんは怖くない、楽しい場所。行きたい場所。虫歯ができてから治療しに行くより、虫歯ができない生活習慣を教えてもらいにいく場所。楽しい環境、怖くない工夫がたくさんこらされています。
小さい子を抱えて歯科治療に行けなくて、やっと行けたときには時間がかかる大きな治療が必要になっていた私の歯。そんなことにならないよう、小さい子を連れてもママも安心して治療を受けられる配慮があります。よく遊び、よい歯をキープしてくださいね!