春休みに入り、比較的のんびりしている店内です。
遊びに来てくれたお兄ちゃんと赤ちゃんも、ゆっくり遊んでいきました。はじめキョロキョロしてい赤ちゃんも、一眠りして、ちょっとおっぱいを飲んでリラックスした頃、少し抱っこさせてもらいました。
すぐ脇に、フレーベル第一恩物があったので何の気なしに赤ちゃんの前に吊るしてみたら、気になったようで、遊ぼうと手を伸ばしてくれました。だんだん遊ぶ様子も真剣になり、はじめは私も笑って様子を見ていたのですが、なんだか赤ちゃんの気迫につられてきました。
5ヶ月の赤ちゃんにも、やってもらうだけじゃない、自分から関わって遊ぼうとする意欲がもう充分にあるのですよね。
フレーベルの恩物は、学生時代の教室のガラスケースに展示してあったような覚えがあります。
地味だし、これで子どもが遊ぶとはイメージできませんでした。しかし、やはりただものではなかった。第一恩物として球体であることには、哲学的な理由もあるのですが、ただ単に赤ちゃんの最初のおもちゃとしてシンプルに機能することに恐れ入りました。
私がおもちゃを通して思うことは、はっきりしているような、漠然としているような…そんな感じなのですが、とにかく真剣な顔で遊び終えた赤ちゃんが帰り際とてもいい笑顔で目を合わせてくれたことが嬉しかったな、と、そう思いました。