経過と結果
子どもの遊びを見ていると、なんでもお話仕立てなのだなと思うことがあります。言葉に出しても出さなくても、子どもの中にはストーリーがあって、そして遊びが変化していく。大人よりずっと豊かな物語の創造者だと感じます。
それは造形表現、アート活動についても同じだと思います。子どもにはそもそも、これは遊びでこれはアート、みたいな区別はないのかもしれません。作品としての結果に価値を見出されていることを意識したとたん、伸びやかなプロセスが、結果を追うものになってしまいがちです。
プロセスに注目することは、子どもの中にある好奇心や感性を見逃さないために大切な意識です。そういったことを、豊富な写真から理解していきたいと思います。