悔しさもないくらいの大敗

ゲームイベントを控えています。できるだけたくさんのゲームを事前に遊び、お客様にスムーズにご紹介できるように、ご説明できるように準備しています。隙間を見て店内でスタッフと遊んだり、家に持ち帰り家族に付き合ってもらうこともよくあります。

普段は夫と二人暮らしで、ゲームも、緊張感もなく和やかにプレイしております。この時期たまたま次男が帰省しており、彼も交えて遊びました。幼児の頃から家族ゲームを積み重ねてきて、常に真剣勝負でした。子どもの頃は負けるとふてくされたり、いろいろ面倒なこともありましたが、今はもう全身の動きが違いすぎて、ゲームが成立しないレベルで唖然としました。

スピードはもちろん。こちらは目で見たことが脳に伝わるスピード、脳から手に司令を出すスピードが思っていた以上に遅くなっていてびっくり。認識した頃にはもう次男の手や口が動いている。記憶も当然。こちらは10秒前にめくられたカードを覚えていない。なんと、運さえも。運は関係ないでしょうと思うのですが、きっと勢いに乗ったところに運は味方するのでしょう、ラッキーは楽しそうなところに寄っていくのでした。

ということで、勝つ負ける以前、勝負にならないという時間でした。でもまあ、それだけ活発に今を生きている子どもの姿をゲームを通して知って、それはそれで、親として嬉しいものです。お相手ありがとうという感じ。

記憶って何かとセットなのでしょうか。店で勉強のためにゲームを開いて遊んでも、すぐにルールを忘れてしまう。家族で遊んだものは、こうやってさまざまな感情が加味されるからか、覚えているのです。これを知っていたら、受験期の勉強ももう少し工夫できたかなと思うほど、楽しいは学びに不可欠。楽しければ大丈夫。

何かを身につけていくのに、楽しいかどうか、確認するといいと思います。