映画を見たり、人と話したり、お客さまから刺激を受けて、子どもが子ども時代をどう過ごすことが生涯わたっての幸せか、ぽつぽつ話題にしています。『小学校』の映画を観て、なんとなく、もうこれには逆らえないという気持ちになりました。自分が小学生の頃からほとんど変わっていないわけですし。きっと、これがつらい人も、楽しい人もいるでしょう。実際に弊害、しわ寄せ、いろいろ問題は起きていて、『小学校』のあり方が正解とは言えなくても、関わっている間はその流れに乗っていくことが、結局はある程度の幸せとしてやりすごすのが大半だよね、と話す。または、放課後や家庭、課外活動でフォローする。
従来の『小学校』の枠と違う選択をする決断も見ています。昨年のスタディツアーで訪れた、フレンド学園森の小学校もそうです。そこには、幸せな子どもの姿があったと思います。
『小学校』が楽しいなら、それでいいと思う。私は楽しかったです。でも、そこで身につけた価値観が邪魔だと思うことは度々あります。断ち切るのは勇気ある少数の大人たち。
ここまで変わってこなかったことが、変わり始めるときではないかという予感があります。多様な育ちが一同に集まる日も近づいているかもしれません。そのときに、何が見られるだろう。