探り当てていく

店に長居していた、ちょっと変わった手織り機をなんとかしようと試しているうちに、良さそうな使い方がわかってきました。ワークショップができないかといろいろ使い方を試してみたのですが、WSに使うには織り機のサイズが大きく、力やコツが必要になるためなかなか決め手に至りません。

しかし、見つけ出した新しい織り方をなんとか実用化したい。そこで、ネックになっているサイズについて解消するために、小さい織り機を調べていきました。ぴったりのものが見つかったので取り寄せて、試作を繰り返してみたところ、納得のいくものができるようになってきました。元あった織り機のことはまた別の使い方をすることにして、今度は新しい織り機の取り扱いの方へ調査を進めました。

この織り機は1940年にできたもので、私は生まれていませんし、私の親も生まれていない頃くらい古いもの。取り扱い先を調べていきますが、取り扱っていた会社も廃業していました。でも、まだ細々と生産していることがわかりました。それで、辿っていき、辿っていき、なんと生産者の方までたどり着き、納品していただけることになりました。

元の目的からは外れていってしまったのですが、おもしろいと思ったものに少しずつ近づいていくことにはワクワクしました。品物が届いたら、ご紹介したいと思います。ヂヤンテイ織り機といいます。