子どもにとっての遊びやおもちゃを真剣に考える大人の、その原動力とは何なのだろう、という話が持ち上がりました。その原動力のひとつは、物質面だけでなく心理面も含めて「自分が与えられてきてよかったものを与えたい」と「自分が与えられなかったら与えたい」のどちらか、または両方ではないか、という話になりました。
自分の思いを子どもに投影している時点では子どもに自分を重ねているのだけれど、子どもと一緒に自分も真剣に遊ぶ、また子どもが一所懸命に遊んでいる様子を見ることによって、子どもの中に自分とは違う人格を認める。そこから子どもに自分を重ねるのではなく自分自身を見つめ始める。自分に残っていた宿題の解決が始まる、と、話はなんだか深いところまで潜っていったのでした。もちろん、そんなに難しく考えなくてもいいことなのですが、おもしろいと思いました。遊びにはいろんな可能性がある?!
そういうことを思い返しながら、今年初の角田へ。例年雪割草やカタクリの群生の頃には登っていたのですが、今年は見逃してしまいました。でも、スミレが満開、頂上の桜は花と葉っぱが同時、八重桜はまさにこれからという感じで、お花を十分に楽しめました。
何度も登っているコースなのに、今回はこんなにキツかったっけ?と思いました。自分のペースを守れないとバテます。時々やってしまいます。今日はなぜだか時計や人が気になってしまいました。最近の考え方のクセが山道で出てしまったのかもしれないです。リセットの良い機会でした。
お天気よく、空の青、鳥の声、緑と花の中で、いろいろ思い巡らす春の良い1日でした。