保育study開催まで④

それでも、私が出かけていったような規模の大きい勉強会を主催するなんてことはできないと思っていました。いつかやりたいこととして暖めておこうと思っていました。まだまだ準備不足だとは思います。実施しながら練り上げていけたらと思います。
おもちゃコーディネーター養成講座で講師の宍戸さんがよく言われる言葉「何が起きるか、見てみましょう。」は、私のお気に入りです。何が起きるか見てみたいのかもしれません。今回の保育studyも、現実を知る方々からはご心配いただいています。的中するかもしれません。でも、講師の先生方が熱い思いで準備をしてくださっている、そして受講を申し込んでくださった方がいらっしゃるという、すでに確定していることがあるので、失敗ということはないだろうと思っています。

私がおもしろいと思った保育は、遊ぶ時間がたくさんあります。その遊びは子どもが自分で選べて好きなだけ遊べるもので、一人で遊んでもいいし、二人で遊んでもいいし、見ていてもいいし、大勢で遊んでも良いものです。遊ぶための選択肢、それはおもちゃであり、先生が考える計画であり、それが豊富にあり、遊びたい気持ちを引き出すものです。外遊びも充実しています。外で心ゆくまで遊べます。
先生は準備をして見守って修正する人。今日の遊びを振り返り、明日のために保育環境を見直し、遊びを見守って適時必要な介入をし、またその日の遊びを振り返り翌日に繋げていく。
子どもは遊びの中で自分の好きなことを知る、自分の可能性を知る、また他者からそれを知ってもらう。好きなことに熱中する経験をする。他の人と協働するとおもしろいと言うことを知る。
感じること、感動すること、気づくことを、計画に沿ってやらせるのではなく、好きなことに打ち込む日常から生みだしたい。
言われたことができない経験ではなく、言われなくてもできる経験から自分を肯定することを積み重ねて欲しい。それはきっと生きていく上で糧になると思うのです。そんな思いを持って行われている保育をご一緒に学べたらと思っています。保育だからできることだと思うのです。子どものための場、フレーベルが名付けた『子どもの庭』と、プロである保育者と。
すでに形あるものを新潟で開催するのではなく、保育studyはオリジナルを企画しました。全国から受講者が集まる先生に登壇を承諾していただきました。店内で遊ぶお子さんが、1時間遊んでも帰りたくないような遊び込みが毎日通う場所で見られたら、大人も子どもも幸せだし楽だろうなと思います。決めた時はまだまだ先だと安心していましたが、もう来月になってしまいました。まだお席はあります。関心を持ってくださった方のご参加、ぜひお待ちしております!