今年は積み木のお問い合わせをよくいただいています。嬉しいですね〜積み木大好きです。更に嬉しいのは、いまお持ちの積み木に何を足したら遊びが広がるか、というお問い合わせをいただいていることです。積み木って、遊ばせたいおもちゃの割には選び方や遊ばせ方がけっこう難しく、その分積み木のおもしろさを知ると色んな分野に向けて広がりをもつものです。深く広い世界なので、最初の積み木をご相談いただくときからいつも先への広がりを見通したお話をさせていただいています。その次のステップに進まれていることが嬉しいのですよ。
積み木のバリエーションとして、アクリルで光を通すものであったり、曲線を多用したものであったり、ジュエルのビーズが埋め込まれていたりと、白木に彩りを加える積み木もたくさんご用意しております。そちらもいいです!そして、もうひとつの方向としてよくおすすめさせていただいているのが、積み木を物語の世界に取り込むアイテムたちです。
具体的にはデュシマ寄木のセットが私は好きです。動物がいたら、木があったら、お家があったら、車があったら、積み木の世界にお話が生まれそうです。自分の中からお話が続くほど、そこに積み木が必要になってきます。積み木はさまざまなイメージに寄り添ってくれる素晴らしい素材なんです。
家の子ども達もよく積み木で遊んで育ちました。3人いますが、3人とも遊び方が違っていておもしろかったです。基尺を揃えて用意していたこともあり、長男は幾何学的な遊びが好きでした。レンガ型で立方体を組み上げたり、アラベスクのようなものができたりしていました。あまり種類は必要なかったようで、レンガ型が一番活躍しました。
次男はイメージしたものを白木のみで作るのが好きでした。家だったり、飛行機だったり、ロボットだったりいろいろでしたが、立方体や三角なども使いながら、左右対称にはよくこだわっていました。その単品ができあがると満足して眺めていました。
三男が、イメージ豊かにいろいろ足していくのが好きで、動物積み木や木製レール、どんどん足してジオラマのような思い描く風景をよく作り込んでいました。
今は長男は数学に強い興味を持ち、もっと深く勉強したいのだそうです。次男は自然の中で仲間と体を動かして何かをやりたい。三男は芸術的な分野に関心があるらしいです。こうやって積み木で遊んでいた様子を思い出すと、ああ、あの頃からその傾向はあったな、とおかしくなります。実は、我が家の積み木はまずレンガ型があって長男が遊びこみ、次男の様子をみて基尺の合った別の形を足し、三男の様子を見て動物積み木などが加わりました。遊ぶ様子を見ていると、「こんなものがあったらもっと広がるだろうな」ということが直感的に感じられるような気がします。色々おすすめさせていただいた中で「うちの子にはこれ」とお選びいただいたものはどれもお子さんにヒットしたとお聞きしています。
もっと同じ形のレンガ積み木を足す?違う形、色、素材を足す?別のテーマの積み木を足す?考えながら積み木遊びの様子を眺めていると楽しくなってきますね!