お雑煮って、自分の育ったところのものが好きなんだと思います。私の育ったところのお雑煮はおすましに紅白の丸餅、三つ葉、以上です。日本一シンプルなお雑煮だと思う。新潟とは対照的でした。今も私が作るお雑煮はこれです。
どこに力を入れるかというと、だしです。いつもより良い昆布を丁寧に出して、鰹節もたっぷり。良いお出汁が取れたら塩や醤油、お酒を少しずつ足して味を調える。お正月の朝から、1つ何か入れては味見して首をかしげていた光景を覚えています。毎日毎食お雑煮のように出汁を取れるなら、それに越したことはありません。しかし残念ながら難しいです。良いお出汁を取るというのは手がかかることなんですね。
そんなお出汁事情を助けてくれているのが『日々、おだし』です。
おだしって、バランスなんだ…と腑に落ちた力強い味方。
これだけのものが入っています。
・枕崎産の鰹本枯節
・天草近海のさば枯れ節
・宮崎産の春採れ椎茸
・利尻産の天然昆布
・土佐近海の天日干しうるめ鰯節
・赤穂さんの天日塩
それから、アミノ酸等、という調味料。
こちらは、普段から化学調味料の摂取には気を配っている方には気になる表記かもしれません。私も強いクセのあるものは苦手なのでお聞きしたところ、野菜発酵したものを使用しているとのこと。配合っておもしろいと思ったのですが、この分を昆布で補う場合は滑りが大きくて他のだしの風味が閉じ込められてしまうんですって。なので昆布の旨味を減らした分を補うための野菜発酵由来の旨味ということで安心していただいて大丈夫です。カラメル色素については、糖類を加熱した昔ながらのカラメルⅠを採用とのこと。お塩も、だしの旨味を引き出すために必須ということで使われています。味噌や醤油を減らし気味にしていただいてちょうどよくなります。
DNAが求めているのかまた食べたいと思わせる何かが凝縮されています。おいしいです。そして有能です。パックになっていますが、煮出すのはもちろん、おでんの出汁にパックを破って中身を入れてしまってもいいです。お米との相性が当然ですが抜群で、混ぜ込んで、だしおむすび、それからだし茶漬けにしてもおいしいです。長男はお米より少しずつ種類多くおかずがあるのが嬉しい面倒な人ですが、この、日々、おだしをご飯にふりかけて食べさせたところ「おかずがなければこれだけあればいい」とご飯が進んでいました。丸ごと中身を入れて、お醤油を足したおすましにとろろ昆布を入れたお吸い物も好評。酢の物にも、サラダにも、何にでも『入れておけばおいしくなる』というすぐれものです。これからも、お正月は昆布と鰹節でおだしをとりますが、毎日の食卓にはもうこの日々、おだしが欠かせないものとなりそうです。
店内で取扱させていただくことになり、販売を始めました。店頭のみです。試食してみたい方、レジでお声かけください。お試し用の1パックもご用意しております。