サンタだった頃、楽しかった思い出と移行期間

ピッコロハンペルマン・サンタ

サンタさんが来なくなって3年目のクリスマスです。中学生になったら来なくなったというお家が多いようですが、我が家もそうでした。

自宅でおもちゃ屋をしていたのでどこから正体がわかっても不思議ではなかったのですが、我が家にもサンタさんは来てくれていました。家でお客さまのたくさんのプレゼントを包み、取り置いていた、そんな環境なので、サンタに関する話題は極力避けていました。当然何かをお願いすると言うことはナシ。25日の朝にはサンタさんセレクトのプレゼントが届いていました。リスクの高い枕元ではなく、クリスマスツリーの根元にプレゼントが届いていたので、ツリーを飾らないとプレゼントが来ない、と心配しながら飾り付けしていたなと思い出します。

お客さまからは子どもの疑いの目との戦いのお話をよくお聞きしていたので、そうきたらどう出るかなど考えていたこともありますが、いつまでたっても疑ってこないのでまず長男が中1になったときにこちらから伝えました。「え、そうなの?そうだったんだ!?」と若干ショックを受けていたので信じ続けていたようでした。2年後、次男が中学生になってすぐ伝えました。長男に約束した『次男三男には内緒』は守られていたようで、次男もびっくりしていました。知る側が2人になり、普段から挙動不審な二人、三男はもっと早く自然にわかるかなと思いましたが、兄二人それなりに頑張って知らんふりしていたようです。3人の中ではデリケートな三男には言い出しづらく、中1のクリスマス直前になって言いました。「え、まだ知りたくなかった」とうっすらと涙目になりましたが、ここで我が家のサンタは終了。17年間楽しかったです。

私にとってはサンタさんは口実で、プレゼントを選んで渡したいと言うことが主な目的だったので、サンタさん終了の年から家族でプレゼント交換会に切り替えました。全員が全員にこっそり何かを用意して、24日の夕ご飯の頃交換会をします。子どもたちからはチョコとかお茶をもらいます。夫は、子どもたちには本と決めているようです。私は相変わらず渡したいものを選んでいます。私だけ誕生日とクリスマスが一緒にされて受け取るプレゼントがひとつ少ないのは生まれたときから変わらずですが…

店のサンプルのNICスロープは次男の2歳のクリスマスに届いたものです。16年前のものですね。毎日しっかり遊んでもらっています。今でも自分たちの持ち物で「これはサンタさんにもらったものだよ」と言うことがあります。こちらは誕生日だったかクリスマスだったか、または単に店から持ち帰ったものだったか、良くわからなくなっているのですが、受け取る方には印象深かったのですね。私も今でも自分が子どもの頃のクリスマスプレゼントを覚えているくらいなので、子ども時代の一大事なのだと思います。本当に、悩んで大事に選んでいただき、慎重に丁寧に準備しなくてはと引き締まります。店頭でも、発送でも同じです。何年店をやっていてもこの時期は緊張が続きます。これから数が増えてくるので改めて店側も体制を整えたいと思います。

今年、長男が進学で家を出ました。遠方から交換会に参加するのかどうか。そろそろ聞いてみようと思います。