積木を足す、少しずつ

1歳を少し過ぎた頃かしら、というお子さんが、店内サンプルのムルティポが入っているかごの前にちょこんと座りました。

興味を持たず違うおもちゃに移るか、カゴから少し出してみるかな、と思っていたら、予想外。
一つ取り出して置きました。そしてまた次のを取り出して上に積みます。
ムルティポはL字のパーツがあり、Lで積むと、さらに上に置くのはバランスが取りにくいのです。
でも崩れずに積めたんですね。
更に新しいL字を取り出し、上に重ねました。それも崩れずバランスが取れています。

お家の方は、積木を増やしてあげることを考えておいででした。
もっと小さい頃に用意した8個のキューブ積木でよく遊んでいたとのこと。
最近は積むのが好きで、すぐに全部積んでしまうので増やしてあげようと思ったとのこと。
1歳5ヶ月さんとのことでした。

先日の積木ワークで、0歳からの積木とのお付き合いについて学びました。

振り返りながら、最初にキューブ8個からスタートいただけて良かった、と思いました。適量であり、適した形だったのでしょう。

いろいろ考えながら選ばれたのは、既にお手持ちの8個のキューブも活かされる、同じグリム社の『色とかたちつみき(5種)』でした。

円柱や三角、薄い板など、新しい気づきが得られるセットです。
それぞれがトレイに収まっているのも良いです。

5種のトレイを一度に全部出すのではなく、少しずつ、試しながら出してみてくださいね、とお話しました。
一つのトレイに異なる形を数個ずつとか、同じ色だけで一つトレイを作ってそれを出してみるとか、いろんなことができます。
お子さんの興味関心、今できること、楽しそうなことが、新しく加わった積み木と一緒に見つけ出していただけると思います。