『ボードゲームって何が良いのですか?』という質問にお答えする機会がありました。
スマホやゲーム機との比較をベースにした質問でしたが、私自身はスマホやゲーム機のゲームをしないので比較できず、もしかしたら共通することなのかもしれません。
長くボードゲームを楽しんできて、最近思うのは、これだけたくさんのゲームを遊んできてもまだ「おもしろかったー!」と感動するゲームに出会えるんだということ。けっこう、新しいゲームでも、これまであったものと似たようなルールであったり、テーマであったりすることが出てきます。おもしろいけど、アレに似てる、って思うと、やはり最初に感動したもののほうが印象が強いかも。テーマを変えてリメイクとか、デザインリニューアルも同じ。いろいろあって、たくさん出てくるゲームの中でもヒットすることはそう頻繁なわけでもないのです。
それでも、もう、たくさんゲームは持っていても、新しいゲームが出ると気になります。
遊んでみて、んーまあまあかな、程度の感想のときも多いのですが、時々「これはおもしろいわ!」とテンションが上がることがあります。こんなルールを良く考えました!と称賛したくなります。
この感動を求めて、新しいゲームをやってみたくなるし、こういうところがおもしろいところなのだなと思い当たるのです。
本や映画に置き換えても同じかもしれませんね。
気になるままいつか、と思いながら積んじゃうのも同じ。気に入ったものは繰り返すのも同じ。その時はすごく心に響いたのに、年齢や状況が変わると同じ感想が持てなくなることがあるのも、共通点だと思います。
ここに、人と遊ぶという要素が入ってくるのが良いのでしょうね。
楽しいことって共有したいものです。同じ本や映画を見て感想を言い合いたくなるように。ゲームはそれがリアルタイムで行われる。こんな楽しいこと!
というようなことを、今回はお話しました。
また、印刷物として発行されるときにはお知らせしますね。