いろんな方から積み木のことを学ばせていただいてきました。おもちゃデザイナーの相沢康夫さんから、子どもと育ち総合研究所さんから、ドイツ・フレーベルセンターから、いろいろと。ネフ、グリムス、デュシマと、中心として扱う積み木もそれぞれ違い、結果として広く深く積み木のことを知るきっかけになりました。
そんな中で、ひっそりと好きなのがフレーベルの恩物からの積み木たちです。恩物3から恩物6が積み木なのですが、ここで扱う2.5cm基尺にけっこう肩入れしてます。実用的というより趣味ですが、けっこう使えます。
というのは、ネフの積み木も2.5cmベースなので相性が良いのですね。立方体は、キュービックスの一番小さいのと同じだし、アングーラとも仲良し。キーナーモザイクとも同じサイズ。キーナーモザイクはあの色使いが最高なのですが、ところどころ白木と交換してもかわいいのです。アングーラの上に並べて階段を作ったり、キュービックスの中に詰めたり。
先日ご来店の、積み木大好きなお父さんと積み木のお話をしました。
とっても理系のパパさんなのですが、いろんな積み木で散々遊んで、今、シンプルに白木に戻ってきているとのこと。
積み木で遊ぶときの要素は、色と数と形、なのだそうです。そして動きは、積むと並べる、とのこと。
要素と動きを、縦と横の軸として積み木の遊びが広がるのではないかと考えています。
白木に戻るということは、数×積む、でしょうか。
1ピースの集まりが作り出す新しい形のおもしろさは、積み木の醍醐味だと思います。
色や形×並べる積み木の美しさとは、同じ積み木遊びでも方向が違うのだろうかと思います。
そこで話題になったのが「実はイタリアの積み木が思いがけず上質で、しかもお手頃価格なのでは」ということ。
明るくて暖かいイメージのイタリアは、おおらかな印象で、積み木の仕上げなんかもそんなイメージでした。でも、そういえばイタリアのメーカー、レシオ社のビナリオなど、おもしろくて良い作りです。最近はミラニウッドの積み木の仕上げがなかなか良いことを発見し、どうぶつファクトリーの2.5cm基尺が『使える…』とワクワクしました。
工作用と用途を定めず、2.5cmの積み木として使うとおもしろいと思います。立方体だけでなく、円柱を分割した形のものなども入っています。キーナーモザイクにのせたらかわいいだろうなあと思いました。
『どうぶつファクトリー』今週少量入荷します。
輸入元さんの在庫限りとのことですが、よろしかったらご覧になってみてくださいね。