小蓮華山から雨飾高原、登山&キャンプ1日目

今年はなかなか家族の休みが合わなくて、ちょっと強行軍ですが、登山とキャンプを3日間続けて計画しました。
まずは登山からスタート。
起床朝5時。本当は遅いくらい。登山口に5時頃着いているのが一般的なのですが、それは無理なので、スタートが5時です。予定では5時半出発、8時到着、8時半登山開始…だったのですが、5時半出発までは予定通りでしたが、のんびり朝ごはんを食べながら移動したり、思ったより登山口まで遠かったりして、到着が9時頃、9時20分に登山開始、と、既に予定を1時間近くオーバー。
ま、今日は山荘までなので焦らずに行きますか。

私、体力があるわけでもないし、高山病とか脱水とかかかりやすいし、膝痛もあるし、本当は登山の資質なんかないんでしょうが、どうしても自分の足で高山に行きたいのですよ。2500mを超えたところにある別世界に、どうしても行きたいの。ゆっくりゆっくり、膝サポーターをつけて、水分をこまめに取りながら、登り始めます。

登り始めは景色もないし、体が登山モードに入るまでは本当にキツイ。最初が肝心。とにかくゆっくり。心拍や呼吸が上がるようなペースで登り始めると途中でバテます。
スポーツをしている次男なんかは余裕。もっと荷物たくさん詰めてやれば良かった。

コースタイムは休憩含まずに3時間10分。昨年はほぼコースタイムで上がっていたので休憩を含めて3時間半〜4時間の登りだろうと見込んでいたのですが、到着までに4時間半かかりました。というか、どうやったら3時間で登れるのよ、と言いたくなるような、急な、ゴツゴツ石だらけの登山道。

写真の、一面のフワフワは、チングルマという高山植物が咲き終わった後に現れるもの。これが全部花の頃だと、どんな素晴らしいお花畑だったろう、と思わされました。最盛期は7月下旬から8月最初ころと思われます。

到着は2時を過ぎました。登山口で1時間オーバー、登りで1時間オーバー。遅い昼食としました。

赤い建物が、今日泊まる白馬大池山荘です。テント泊の人もたくさんです。標高は2400mくらいの場所。名前の通り大きな池があります。

こちらは、山荘裏。ここではまだ咲いているチングルマがあちこちで固まっていました。雪もたくさん残っていました。

池のほとりで遊ぶ息子たち。下界では気温は30度超えの猛暑ですが、ここではシャツの上に更にフリースを着こむほど涼しいです。だって雪が残っているんですものね。
到着してからはずっと池の周りを散歩したりして過ごしました。

この日は山荘はとても混雑していて、割り当てられた4畳のスペースに7人で寝泊まりしました。うちの家族5人に、見知らぬおじいちゃんが2人加わりました。無理やり4枚の布団を敷きます。狭いとか、そういう次元じゃない。まあ、体を横にして朝を待つスペースが与えられた、と、そんな感じ。平気なわけじゃないけれどしょうがない。なんとかなるものです。

でも、夜は酸素が薄いやら狭いやら、トイレに出入りする人があとを絶たずうるさい上に、そのトイレから扉の開け閉めの度にニオイが漏れてくる。とても疲れているのにまともに眠れません。しょうがないから、ずっと仕事の案を考えていました。これはこれで有意義であった。

なお、山荘ってこんなところばかりではありません。旅館のような山荘もあります。ま、これも経験。子どもたちの方が順応性があったかもしれません。次に目指すはテント泊かな。そうやって、1日目は過ぎて行きました。

2010年の山記録はこちら。
2日目まであります。