
ヴェルナーWしろくま
ぽてっとしたおなかに愛嬌があります。支える脚はしっかり太め。着色が丁寧で、白一色ではなく、背中に薄いグラデーションの色を重ねており、上品な印象です。ミニチュアにとりつけられた小さな耳は、本当に小さいパーツ。細かい作業を思い浮かべます。
効率や費用効果に価値を見出す観点ではなく、訪れるのも不便なエルツ山地の小さな村・ザイフェンで、伝えられてきた技術を受け継ぎ、ひとつひとつ丁寧に素晴らしいものを生み出していく、その世界が高い技術の背景にあります。人の心が失いたくないものを守っています。
ぽてっとしたおなかに愛嬌があります。支える脚はしっかり太め。着色が丁寧で、白一色ではなく、背中に薄いグラデーションの色を重ねており、上品な印象です。ミニチュアにとりつけられた小さな耳は、本当に小さいパーツ。細かい作業を思い浮かべます。
目の描き方にユーモアがあります。一つずつ手描きなので、出会いが楽しい。力強く踏ん張っているような表情もあれば、お世話焼きの印象のときも。子どもの方はあどけないお顔です。大人のぞうには立派な牙があります。子どもの方は、牙もまだ優しげ。特徴をよく捉えています。
ノアの方舟は、旧約聖書・創世記の中にある聖書物語です。ザイフェンは、教会を中心とした信仰深い村です。聖書のお話や、教会の暦がしばしばおもちゃに反映されます。ノアの方舟のおもちゃも、そのような背景の中にあります。とても美しいデザインです。ペアのミニチュア動物がずらりと並ぶ様子は楽しくかわいらしいものです。
マッチ箱入りのおもちゃは、エルツ地方では種類豊富に作られていました。マッチ箱の中に、積木などのおもちゃセット、パズルやゲームなど、ぎっしり詰まっています。指先でつまむほど小さいですが、本格的です。ロークワイ社は、ドイツの職人による伝統的な高い技術を伝え続けています。
大きいねこと小さいねこと、それから白いお皿の3点セットです。白いお皿はミルクが注がれているよう。ねこたちは、お皿に向かってうつむいているポーズです。一緒にミルクを飲んでいるところです。ザックリとした彫りですが、ちょっと離れて見るとまるで本物のねこたちのように見えてしまいます。どの作品もファンを虜にします。
8ピースを順に積んでいきます。一番上にお星さまをのせたらできあがり。高さ6cmほどのクリスマスツリーになります。ピースが小さく、バランスを取るのも難しく、全部積むのはなかなか大変です。指先がプルプルします。崩れやすいため、ずっと飾っておきたいときはボンドで止めてしまうと良いかもしれません。
触るにも緊張してしまうような繊細な技術です。回転させながら、一つずつ手で削り出しています。白木ですが、光を受けると影の濃淡ができて、美しさが際立ちます。スッと縦に長いスマートな木。木を中心に、根本に小さなお人形を並べると、三角のシルエットが良い感じです。
特にクリスマス時期に特化したモチーフではないのですが、鮮やかな黄色は赤や緑のクリスマスカラーの中にちょっと紛れ込ませるととてもかわいい差し色になるのです。お星さまの代わり?とても小さくて、表情もなんだかとぼけていて、手元 […]
味のある手彫りの製品をつくり続けているヘルビッヒ工房。荒めの素朴な彫りからは、ひと削りごとに集中して丁寧に進められていることが伝わります。はしごを挟んで向かい合う煙突掃除やさんとミニブタさん。なんとじんわりくる光景。見ているとほっこりしてきます。どちらも、ヨーロッパの幸運のシンボルです。
味のある手彫りの製品をつくり続けているヘルビッヒ工房。荒めの素朴な彫りからは、ひと削りごとに集中して丁寧に進められていることが伝わります。りんごの木の根元に座って見上げている男の子は、まだ小さい子なのでしょう。りんごの木に素直に、不思議そうに向き合っているように見えます。
味のある手彫りの製品をつくり続けているヘルビッヒ工房。荒めの素朴な彫りからは、ひと削りごとに集中して丁寧に進められていることが伝わります。ひざをつけてヒツジに牧草をあげている男の子。日常のごく自然な風景で、お互いがとても仲良しなんだと感じます。だから見ているだけでなんだか幸せな気持ちになってくるのではないでしょうか。
味のある手彫りの製品をつくり続けているヘルビッヒ工房。荒めの素朴な彫りからは、ひと削りごとに集中して丁寧に進められていることが伝わります。形の良いシンプルなクリスマスツリーです。4本のキャンドルはアドベントクランツでしょうか。ツヤのない、落ち着いたグリーンです。