「ぴったり」が好きな子、好きな時期というものがあるようです。並べてきちんと埋まると嬉しいみたい。パズルもその欲求を満たすのだと思います。
こちらは枠に積木を敷き詰める遊びです。
枠は8×8のマス目がついています。ひとつのマス目は25mm角です。
25mmといえばフレーベルの恩物やキーナーモザイクなどですが、それらの積木がきちんと隙間なく並びます。
白木だけでも、形の違いが影を作り立体感のある模様ができますし、色や柄があれば、また新しいアイデアが生まれます。
枠があるということは、ゴールがあるのでひとつの安心となります。
「やり終えた」という実感が子どもの作業には大切。
枠がなく好きなように並べるのも素敵なのですが、きっちりさんはスッキリ終わることができるととても嬉しいのです。きれいで整った積木は、きっちりスッキリにも適しています。型どおりに置くことから自由な発想へと展開の足がかりになることも。
子どもが何をやりたがっているか、何に満足するか、見えたらチャンスです。ぜひ存分に活動を楽しめるように仕掛けましょう。大人にも真似できない思いがけない作品が現れるかもしれませんよ。