これは100%クルテク店内だけの統計なのですが、積み木(いわゆる白木の四角い積み木。デュシマやHABAの基尺ある積み木です。)を買われて遊び始めたのが3歳頃だったお家が、その後長く積み木遊びを発展させている率が高いような気がしています。
「積み木が足りなくなった」「形を増やしたい」「色を取り入れてみたい」「積み木にプラスするおもちゃがあったほうが良い」と、年齢ごと、小学校高学年ころまでどんどん積み木が増えていくお家は、そう言えばデビューが3歳頃だったと思い当たるのです。
ご相談をいただくことが多いのはご出産のお祝いや1歳のお誕生日頃です。あまり早いと、投げることとなめること、崩すことが積み木の楽しみとなります。表現するにはまだ成長が至っていないのだろうと思います。そろそろ、と思う大人の気持ちと、やりたいと思う子どもの意欲には少しタイムラグがあるのかもしれません。
ただ四角い木の塊を積み上げるだけって、そこまでおもしろいわけではないと思うのです。ストーリーなり世界観があり、目的を持っているから積んでいることが楽しくなります。ということは、おしゃべりがしっかりしてきてお話も理解し、さらに自分でお話を作っていくことができる頃が積み木の楽しさに出会うタイミングなのかもしれません。
これらのデータより、クルテクでは積み木デビュー適齢期は2歳後半から3歳前半ころかなと感じています。出会うべき時に出会うべきおもちゃに出会っていただけると、その子の遊びは大きく変わってくるのではないでしょうか。積み木を「欲しい?」と聞いて欲しがる3歳くらいの子というのは少ないと思います。だから積み木に興味がないとも言えず、その出会いは大人が用意してあげるものなのだと思います。早すぎず、機を逃さず。
そうして知った積み木の世界は、長く深く、楽しいものになりますよ!