ボードゲーム『屋根裏部屋をめざそう』
ドイツの幼稚園でポピュラーなゲームだそうです。すごろくです。
ボードはお家で、いろんなお部屋を通りながら屋根裏部屋を目指します。サイコロの目の数で進むのですが、☆マークの目が出るとカードを1枚引き、各お部屋の絵の中からカードに描いてあるアイテムがあるところに移動します。移動は前進とは限らず大きく後退することもしばしばです。アイテムを探す時が絵本のミッケ!みたいで楽しいのです。生き生きとしたドイツの生活の風景です。ゆっくりみんなで探すことを楽しみながら、行きつ戻りつしながら、のんびり進めるゲームです。
ひとつひとつのお部屋に見入ってしまいます。ああ、外国ではこんなふうに暮らしてるのかなあと、日本と違うところを知るのもいいですね。お風呂には子どもだけで入ってるなあとか、ゆったりといろんなお部屋があっていいなあとか。家族でゲームや、おじいちゃんと木製レール遊び、一般的なのかしら?と思ったり。単にすごろくの勝ち負けだけではなく、ストーリーがたくさん込められたゲームだと思います。
こういうの日本版ってできないのかなあと思ったのですが、日本の生活って意外と共通理解が少なく多様化しているかも。多分ドイツだと子どもはみんな8時に寝るなど、子育ての常識みたいなものはほとんど徹底していると思うのですが、日本は各家庭に依るところが大きく、住宅事情、生活環境も、ボードを一目見ればみんなが理解するというのは案外難しそうに感じたのでした。