穴の数のひみつ、ペグさし遊びより

店内のペグさし遊びを集めてきました。

穴に一つずつペグをさしていく作業は、モクモク、黙々、繰り返し同じ作業です。
子どもが小さい頃、側溝にぽとぽと石を落とし続けていたことなど思い出すのですが、同じ作業の繰り返しは子どもさんのなにかを刺激するようです。繰り返しているうちに、指先の使い方も上手になってきて、余裕が出てくると、たださすだけでなく、作業効率や模様も考えたりするようになります。

さて、このペグさしのボードですが、穴の配置でちょっと遊びが変わってくるかもしれません。
奇数×奇数か、偶数×偶数の配置。
10×10だったり、7×7だったり、ホルツステッキの大きい四角は17×17です。
奇数×奇数だと、中心ができます。
偶数×偶数だと、できません。

両方で遊んでみた子どもさんは、あれ?なにか違うことに気づくかもしれないですね。
デュシマ社のステッキ遊び5×5は、ペグも5色あります。
デュシマ社ならではの意図がありそうです。遊ぶ子どもの気付きはきっとそれぞれ。
いろんな気付きができる仕掛けは大人の仕事、遊んで気づくのは子どもの仕事。子どもの気づきを見逃さないのは大人の仕事。その繰り返しで、育っていくんだなあと思います。