4cmを基尺とした積木を使いやすいセットに組んだつみき4cmセットに新しいセットが加わりました。ベーシックセットです。
4cm白木立方体10個、4cm白木レンガ型10個とXブロック(エックスブロック)5個が20cm × 20cmのトレイにセットされています。
このセットを組むに当たり、子どもと育ち総合研究所所長、宮野先生に監修をお願いしました。どういう組み合わせでセットを作るのがベストなのか、ヒントが欲しいと思いました。
このセットは積木の最初に出会ってほしい基本の形で構成されています。フレーベルの恩物積木では第3、第4のキューブとレンガです。フレーベルの積木のステップでは、8つずつの基本の形で充分に遊びます。平面で遊ぶなら8方向への広がりは遊びやすかったことを思い出します。このセットもキューブとレンガは8個ずつが良いのだろうかとも思いました。
そして、10もとても大切なまとまりです。モンテッソーリでは10のまとまりごとを数えたり分解したりしていました。宮野先生の積木研究からの見解では、
『積木遊びは、大きさ(サイズ)・量・数につながる遊びですが、その「具体的な方法」を「子どもが楽しめる遊び」として提示するためには10個必要です。「数の理解と操作」につながる遊びのためです。』
なるほど。キューブとレンガが1つずつ対応することも良いなと思ってこのセットで決めました。
キューブとレンガには面取りがありません。もしかしたら小さな子の手に少し痛いと感じられることがあるかもしれません。
その時は紙やすりで少し角を落としてください。少し大きな子でしたら、継ぎ目なくピッタリ吸い付く感覚に気持ちよさを感じることでしょう。
大人が積木を学ぶためにもおすすめです。机の上でじっくり研究してみてくださいね。
20cm × 20cmのトレイ入りです。このサイズのトレイはリグノやネフスピールも1セットきちんと入ります。違いを比べてみると、共通する点と異なる点に気づきます。収納だけではなく遊びにもお役立てください。